日本の誇る文化でもあるコスプレ。
ひと昔前はオタクの方だけの文化でしたが、今やハロウィンなどもあり多くの人たちに認知され愛されている文化でもあります。
ちなみにコスプレって思っているよりずっと手間が掛かっていることはご存知ですか?
作品に忠実に衣装を作るってとっても大変。
作品と同じ色の生地がない場合、生地を染めることから始めたりと、並々ならぬ努力からあの衣装は誕生するのです。
そんなコスプレを結婚式に取り入れることは果たして可能でしょうか。
実際にコスプレを取り入れることができるのかどうか、様々な角度から検証してみました!
※こちらの記事には「ヲタクに恋は難しい」のネタバレが含まれています。
<こんな方におすすめ>
・コスプレが大好きだ
・自分の好きなことに誇りを持っている
・ともかく盛り上がる楽しい演出がしたい!
コスプレウェディングを叶えた「ヲタ恋」の花ちゃん
テレビアニメ化や、昨年高畑充希主演で映画化もされた人気漫画
「ヲタクに恋は難しい」。
同人誌作家で腐女子である主人公の友人「小柳 花子」通称花ちゃんはレイヤー趣味を持つ美人OL。
コスプレ界では有名な男性キャラ専門のコスプレイヤーです。
そんなヲタ恋の花ちゃんは、同じくヲタク仲間で高校時代の同級生。
そして同じ会社に勤めている「樺倉 太郎」との結婚式を叶えました。
その結婚式の中で花ちゃんは堂々と男性キャラクターのコスプレを披露しました。
もちろん参列者はヲタク仲間だけではなく、親族や同僚なども参列している結婚式。
結婚式の数日後、同僚からはこんな言葉をかけられていました。
「作品のことくわしくないけど「結婚して!!」って思っちゃったよ」
クオリティの高さ、そして花ちゃんのカッコよさがあってコスプレには縁がない同僚からは「良かった」という評価を得ていました。
これはあくまでも漫画の中の話ですが
現実でもこんな風にオタク仲間以外の人にも結婚式でのコスプレは受け入れられるのでしょうか。
まずはパートナーへ相談することが大前提
基本的に、結婚式は新郎新婦が主役。
できるだけ好きなことはやりたい!と思いますがどちらかだけが好きなもの、やりたいことは相手にとって負担になることがあります。
「職場や親戚がいる中でコスプレ、、考えただけで心臓がキュッとなるわ!」
「ヲタクに恋は難しい」9巻より
これがヲタ恋の中で花ちゃんに披露宴でコスプレをしたいと言われた時の
新郎の言葉です。
正直、この気持ちはめちゃくちゃわかる!!!!!
普通ではないことをやる、それはコスプレではなくてもなかなか怖いこと。
いろんな考えの人、立場の人が集まる結婚式だからこそ突拍子もないことをやろうと思う人なかなかいないと思います。
実際にコスプレウェディングは身近に存在している
コスプレウェディングなんて見たことがないと言う人は多いと思いますが、
実は結構身近に結婚式でのコスプレは存在しているのです。
そもそもコスプレとは「漫画・アニメ・ゲームなどのキャラクターに扮装すること」。
そうなってくるとこちらもコスプレウェディングではないでしょうか。
そうディズニープリンセスをモチーフにした結婚式。
シンデレラやアナと雪の女王、美女と野獣やラプンツェルが着ていたドレスを再現し、お城のような式場で結婚をする。
これも立派なコスプレウェディングです。
そう、当たり前のように結婚式業界にはコスプレが存在しているのです。
思い返してみると、コスプレウェディングに参列したことあるや、って人多いのではないでしょうか!
そして、ディズニープリンセスの格好の結婚式を罵倒する声、あまり聞いたことありませんよね。
あのアニメキャラクターをイメージしたドレスも
となると結婚式でのコスプレは、とっくに私たちの中で容認されていることになっています。
更に言うと最近ではキャラクターモチーフのウェディングドレスも増えてきています。
こちらはセーラームーンの原作者である武内直子先生がプロデュースしたウェディングドレス。
ウェディングドレスには間違いないですが、これ立派なコスプレじゃないですか??
好きなことを好きと言えるのは素晴らしいこと
ヲタクに恋は難しいの中で花ちゃんの結婚相手である樺倉がこんなことを言っていました。
「好きなことに全力出せるトコが俺はキライだし尊敬してる」
「ヲタクに恋は難しい」9巻より
好きなことを好きって言うこと。
そう、それはとっても勇気のいることですがとても尊敬できることでもあります。
コスプレが好き。それはその人のとても素敵な個性です。
結婚式に招いた人たちは今後も付き合いのある大切な人たち。
心から好きなことを隠して付き合うよりは好きなことをさらけ出した方がグッと距離が縮まるかもしれません。
二人のことをもっとよく知ってもらうためにコスプレウェディングは「あり」だと思います。
コスプレウェディングを楽しんでもらうために
「あり」だと検証したコスプレウェディングですが、叶えるからには気をつけたい注意事項もあります。
自分たちはもちろん、参列者にも楽しんでもらえるように事前にしっかりチェックしておきたいポイントをご紹介します。
衣装のTPOには気をつけよう
コスプレを行うにあたって1つしっかりと守っておきたいのは選ぶ衣装のTPO。
大好きなキャラクターの格好をするのは素敵ですが、お祝いの場にふさわしい衣装かどうかを見極めるのは大切です。
参列の方が綺麗な格好をしている中、
新郎新婦が選んだコスプレ衣装がボロボロだと、それがどんなにキャラクターの個性であっても式場の雰囲気やその場には合いません。
またドクロマークや、血のりがたっぷりついた衣装もNGです。
あくまでもお祝いの場ということを忘れずに、なりきるキャラクターと衣装をセレクトしましょう。
抵抗がありそうな人には前もって伝えておく
理解のある友人だけの結婚式などであれば問題ありませんが、上司や親族が来る場合。
なんでも楽しんでくれる人なら別ですが、コスプレに馴染みがない人には事前にコスプレを行うことを伝えておいた方が安全かも。
刺激的な演出にびっくりする人、不快な気持ちになる人も中にはいるかもしれません。
基本的にゲストの方々は2人を祝福したいという気持ちで参列してくれるもの。
その気持ちを踏みにじらないように、しっかり伝えておくことも大切です。
両家両親には必ず事前に伝えておく
2人のやることは何でもOKだし、何したって楽しかったら良い!
と言う両親なら問題ないと思いますが結婚式はいくら新郎新婦が全ての料金を負担している場合でも
両親にとっても記念すべき日であるし、ちゃんとしなきゃいけないと気張っている可能性もあります。
両家両親にはコスプレをすること、またどういう演出でやるかをしっかり伝えましょう。
どちらかの親が聞かされてなかった、というのも絶対NGです。
また、もし両親に伝えて反対された場合は、強行するのはおすすめしません。
もしやめてほしいと言われた場合は、披露宴ではなく友人だけの二次会で行う等も検討しても良いでしょう。
結婚式を二部制にするのもおすすめ
両親や親族に反対されることももちろんあると思います。
また新郎新婦のどちらかがコスプレは友人の前だけなら良いけど、、。
と大勢の前でコスプレの演出を行うことに抵抗がある場合は結婚式を2部制にするのもおすすめです。
両親や親族、会社関係が来る回はきっちりとした結婚式を。
そして友人だけ集めた回で思いっきりコスプレをする。
参列者を分けることで、本人たちももちろん気兼ねなく楽しむことができますし、友人たちにもコスプレを楽しんでもらったりと
全員でワイワイ盛り上がることができます!
好きなものだからこそ、誰かに否定されることなく楽しんで欲しい。
だからこそ二部制ウェディングもおすすめです。
コスプレウェディングについて、ありかなしかを検証しました。
結婚式ってもっと自由でいい。
それが私の考えです。
好きなものを好きと言うことはとてもかっこいい。
そして大きな声で好きなものを好きと言える社会って今私たちが目指すべきものだと思っています。
全国の麗しいコスプレイヤーの皆様、コスプレウェディングやりたいと思ったら是非叶えてほしいです!
素敵な姿でゲストを魅了してください♡
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