私は生まれつきアトピー性皮膚炎です。
32年間アトピー肌と付き合って生きてきました。
小学校の給食は除去しないといけない食材があるため他の人とは違うメニュー。
顔周りの皮膚が弱いから髪型には制限あり。
大人になるにつれ改善してきましたが、未だに身体は痒く、赤くなりやすい肌と向き合って生きています。
アレルギーって今は調子が良いと思っていても、気候の変動だったり気持ちの問題で急に悪化することも。
なので肌を出す服って避けてしまいませんか?
だからこそ露出度の高いウェディングドレスに抵抗ある人、多いのではないでしょうか。
背中やデコルテの赤みもメイクで隠せるよ!というアドバイスももらいますが
メイクってデリケートな肌には本当に吉と出るか凶と出るかわからない。
それを結婚式間近や当日に行うなんて恐ろしいんです。
なので元プランナーの私がアレルギーの方向けの肌を見せないドレスコーディネートを考えました!
結婚式を諦めて欲しくない。
だからこそ、全力でアレルギーの肌に向き合いました。
<こんな方におすすめ>
・自分の肌に自信がないからウェディングドレスを着る勇気がない
・ドレスで肌の状態が悪化しないか不安
・アレルギーだけじゃない、全ての肌にコンプレックスを持つ方々へ
アレルギーさんにおすすめのウェディングドレススタイル
トレンドでもあるクラシカルな長袖スタイル
ウェディングドレスは腕や背中が見えるものが多いですが、2011年に行われたキャサリン妃とウィリアム王子の結婚式以来
急速に長袖のウェディングドレスが市場に出回りました。
その後、長袖ドレスの人気は続いていて、今もなお多くのお洒落な長袖ドレスを見かけることが多くなりました。
長袖のドレスも様々ですが、アレルギーさんは関節周りが荒れてしまうことが多いため、脇や肘の裏が隠れるものがおすすめ。
ハイネックで袖も七分以上の長さがあるものから選ぶと良いでしょう。
もちろん自分の肌トラブルがある箇所によって袖や首の長さをセレクトするのがおすすめです。
ロイヤルウェディングを思わせる長袖ウェディングドレスはクラシカルな雰囲気が美しく、どんな式場にもぴったりはまります。
多くのドレスはデコルテ部分や袖がレース生地になっているため、しっかりと肌を覆いたい場合はシルクやサテン生地のものを選ぶと良いでしょう。
日本ならではの和装もおすすめ
もちろん、肌を見せない衣装として和装もおすすめです。
キリスト教式で和装という方はあまりいませんが、チャペルで式を行う場合も人前式の場合は和装を着ても問題ありません。
和装は露出が少ないのはもちろん、着物の下に着る肌着は着心地も良いのでドレスのレース生地だと肌が痒くなりそう、という人にもおすすめです。
アクセサリーはなしorサージカルステンレスがおすすめ
ドレスコーディネートに必須アイテムとされているアクセサリーですが、金属アレルギーの方にはアレルギーになりにくいサージカルステンレスがおすすめです。
アレルギーの方向けにサージカルステンレスでウェディングアクセサリーを制作している作家さんもインスタグラムやフリマサイトでよく見かけます!
また、長袖ドレスなどの場合、首元のデザインが華やかなのでアクセサリーを身につけないというコーディネートもあり。
アクセサリーをつけないスタイルは実は抜け感がある!と流行っているのです。
海外花嫁さんは実はノーアクセサリーの人が多いのが現状です!
アクセサリーなし。
ブーケや髪型にボリュームを出してメリハリをつけると海外風のおしゃれなスタイルが完成します!
ヘアはアップスタイルがおすすめ
結婚式の髪型は、ともかく崩れにくくすることがヘアメイクさんの信条です。
なので、ふんわりと緩めのスタイルでも崩れないようにするためのスプレーや整髪料をめちゃくちゃ使います。
そのためダウンスタイルにすると、整髪料が首元にあたって皮膚トラブルを起こす可能性も。
首回りが弱い人には絶対にアップスタイルがおすすめです。
アップスタイルだとつまらない、と思う方もいると思いますが
合わせるヘッドドレスによって雰囲気を変えられたり、様々なアレンジを楽しむことができます!
野外での演出がある場合も、ダウンスタイルだと風によって崩れていることがとてもよくあるのですが、
アップスタイルの場合は崩れにくいというメリットも。
外での演出を計画している人には特におすすめしたいスタイルです。
メイク用品で肌荒れする人はどうする?
結婚式のヘアメイクは一般的に、専属ヘアメイクさんの道具を使って行われます。
敏感肌用からカバー力がとても高いものまで、様々な種類の化粧品を持っているメイクさんが多いですが、
初めて使う化粧品だと肌が荒れてしまう人は、メイクしてもらうこと自体に抵抗がありませんか?
でも日常生活では、自分にあったお化粧品でメイクを行っているはず。
その愛用の化粧品を式場に持ち込みましょう。
結婚式場でお化粧品の持ち込みをして、断られる、また持ち込み料を取られるということは今まで聞いたことがありません。
愛用の化粧品なら、肌が荒れるという心配はなくなります。
化粧品を持ち込みを検討している場合は、当日スムーズに支度を行うことができるように
打ち合わせ段階でプランナーに伝えておきましょう。
レンタルドレスにもしも血がついてしまったら?
馴れない場所、衣装による肌への刺激。
気をつけていても痒みがあり、結婚式中に肌をかいてしまうこと絶対にあると思います。
ドレスがレンタルだからこそ、血で汚してしまうのが不安になりますよね。
でも安心してください。
レンタルのウェディングドレスには基本的に料金の中にクリーニング代が含まれているもの。
血はクリーニング業界では落としやすい汚れです。
少しの血であれば、問題なくプラン内のクリーニングで落とすことが可能でしょう。
衣類に血が付きやすい人には購入ボレロがおすすめ
和装であれば下着を着ているので着物につくということはありませんが、
ウェディングドレス用の下着では脇やデコルテ、腕を覆うことはできません。
日常でも衣類に血が付きやすいという場合は、ウェディングドレスに重ねるボレロをおすすめします。
(ウェディングボレロはウェディングブラウスと呼ばれていることもあります)
ウェディングボレロは着脱することでドレスのイメージを変えることができるもの。
ノースリーブのドレスに合わせて、シーンごとにドレスの雰囲気を変えて楽しむ方が多いです。
そのボレロを合わせることでどんなドレスも長袖になります!
もちろん形も様々。
ボレロだけのオーダーならオリジナルのものを安く作ってくれるところもあります。
購入品であれば、汚れもあまり気にならないのではないでしょうか。
料金も5000〜20000円くらいなので、あまり負担にならず購入することができます。
アレルギーの方におすすめのドレスコーディネートをご紹介しました。
肌を見せたくない。という気持ちで結婚式を諦めてしまうのはもったいない!
今は長袖ドレスや和装にも様々なデザインがあるので、お気に入りの1着が必ず見つかるはずです。
不安を取り除いて、素敵な1日を過ごしてください♪
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